新しい職場での人間関係構築のために、新入社員が1年目にやっておくべき行動5選

新入社員をはじめ、新しく職場環境の変化した方の中には、より良いスタートを切りたい!先々で苦労しないように今から準備しておきたい!と意気込んでいる方も多くいるのではないでしょうか?
この記事では、新しい職場での人間関係構築のために、新入社員が1年目にやるべき行動について、会社員歴10年以上の現役エンジニアのが、自分の経験を基にご提案いたします。

この記事を読むと、新しい会社で人間関係の構築のためにやるべき行動が分かります。

この記事は以下の方に向けた内容になります。

  • 今年新卒入社で社会人スタートした新入社員の方、または新社会人の方
  • 部署異動や転職等により今年から新しい職場環境で仕事をスタートした方
  • 今後、会社員として長期的に成果を上げていきたい方

それでは参りましょう。

目次

新入社員が1年目に目指す目標とその理由

目標:認知されること

※ここではケーススタディとしてオフィスでの総合職勤務を想定しますが、ご自身の職場環境に合わせて一つでも実践できそうなコトがあれば、取り入れてもらえると幸いです。

会社員として円滑に仕事を進める上で、外すことができないこと、
それは「人間関係の構築」です。

自部門の同僚や先輩・上司、他部門の関係者、また社外の取引先に至るまで、仕事における人とのつながりは多岐に渡ります。信頼の蓄積による良好な人間関係の構築が重要なのは言うまでもありません。

その最初のSTEPとなるのが、周囲に認知される事、になります。

ではなぜ「認知される事」が重要なのか、理由を次に説明します。

自分が認知される事が人間関係構築のカギとなる理由

「仕事は人間関係が9割」と言われるように、結果が人間関係に左右される場面が少なくありません。

例えば、他部門へ何か依頼をする場合、
 知らない人からの頼みは聞けなくても、
 知っている人からの同じ頼みは聞ける、
ということが現場ではしばしば起きています。

組織の中で仕事をする以上、一人だけでできる仕事は多くありません。
社内外の関係者とのギブ&テイクを繰り返しながら進展していきます。
周囲に「認知される」ようになると、社内外の関係者との調整が非常に楽になり、結果として円滑に仕事を進める事できるようになる訳です。

「何を言ったか」より「誰が言ったか」
相手にとっての重要な「誰が」に自分がなるためにも、最初のSTEPとして「認知される事」が重要と言えます。

では「認知される」を達成するために具体的に何を意識・行動すれば良いのか、次の5つに分けてご説明いたします。

行動1 現場に足を運ぶ

https://o-dan.net/ja/

自分を認知してもらうためには、顔を覚えてもらうのが一番手っ取り早いです。という事で、現場に足を運ぶを一番にもって来ました。現場の方に用事があるとき、仕事の効率化を考え電話やメールで済ませることがあります。しかし、やはり直接会いに行くのとでは印象が違います。最初はできるだけ顔を出すようにすると、顔を覚えてもらいやすくなるでしょう。

少しだけコツをお話ししますと、電話で要件を簡単に伝えてから行くとスムーズなケースが多いです。ただし、直接会いにいくというのはメールと違い「相手の時間を強制的に奪う行為」であることも忘れてはいけません。(電話も少し近い性質をもっています。)繰り返しの内容であまり頻繁に行くと逆効果になりますので、加減をみながらにしましょう。

※ここ数年はコロナ禍により直接会いにいく、というのが難しい場面が増えてきています。安全が第一優先なのは変わりませんでの、そこはご配慮の上お願いいたします。

行動2 会議では積極的に発言する

https://o-dan.net/ja/

会議に出させてもらったら積極的に発言をしましょう。発言することでその会議の出席者に自分を認知いしてもらうことができます。

「会議」、と一口に言っても目的やそれに合わせた形式が様々ですので、ここでは自部署内の月例ミーティングを想定します。月例ミーティングでは、今月の売上や業務の進捗状況、連絡事項を共有する内容が一般的でしょうか。だいたい一通りの議題を終えたら、質疑の時間が設けられるパターンが多いです。この質疑の時間がチャンスです。

この「発言すること」自体が重要で、最初のうちは内容(質問や意見)は何でも良いと思っています。会議での発言により周囲に認知されることはもちろんですが、自身の成長にも繋がります。

「会議で発言すること」というのは、最初はなかなか勇気のいる行動です。出席者に偉い人達がいればなおの事。間違ったことを言ってないだろうか?失礼にあたらないだろうか?色んな不安が出てきますので、最初の一言目を発するのが大きな壁になり得ます。ただしこれは数をこなしていくことで慣れてきますので、小さいところから始めてみましょう。

最初は分からなくて当然ですので、どんどん声を出していきましょう!

まめのきたろう

質問の場合、「分かっていない中ですみませんが、、、」「基本的な事で恐縮ですが、、、」とはじめにつけると、切り出しやすいですよ。

行動3 電話に積極的に出る

https://o-dan.net/ja/

こちらは認知対象の範囲が限られますが、会社の電話に積極的に出ることで認知度を上げることができます。

重要なポイントなので、以下3点に掘り下げてご説明いたします。

電話応対のやり方、ルールが分かる

電話応対は基本中の基本です。

電話の受け方、取次ぎの仕方、また保留や転送、キャッチアップ等の電話の使い方を覚える必要があります。最初は聞き間違えや、転送の途中で切れてしまうなど失敗もしますが、数をこなしていくうちに慣れてきます。

電話の取次ぎがしっかりできる人というのは、基本的なことがしっかりできる人、という風に周囲から認知されます。

誰がどんな人と繋がっているか分かる

かかってくる電話のほとんどは自分ではない誰か宛ての場合が、最初は多いと思います。

取次ぎを頻繁にやっているうちに、誰がどんな人と業務上関わりがあるか、何となく分かってきます。
慣れてくると電話の声を聞いただけで、「●●さん宛てかな?」と予想が立つようになり、スムーズに回せるようになります。

最初はをメモで残していくと良いでしょう。内線番号とセットで、がコツです。内線番号の確認にあたふたしていると相手を待たせてしまいますので、転送を素早く回せるようにしましょう。
私も新入社員の時は電話の相手と取次ぎ先をメモしてデスクに貼っておき、それを見ながら電話に出るようにしていました。

頻繁にかかってくる電話の取次ぎ傾向を掴んでおくと聞き間違い等のミスも減りますし、スムーズな取次ぎができるようになれば、だんだんと周囲に認知されるようになっていきます。

やってる感が出る

入社直後から仕事をバリバリこなして、という人も少ないかと思います。(まれに新人の顔をしたスーパーマンがいることもありますが。。。)

実務で重要な仕事を任せてもらえるようになるまでは、手持ち無沙汰になることもあります。そんな時はとりあえず電話に出ておけばやってる感が出ます。この「やってる感」は、意外と大事です。

人によっては電話応対が苦手だという方も一定数いるかと思います。取次ぎ先を探して転送して、という流れも何かと面倒です。(私も昔は苦手でした)。だからこそ、電話に積極的に出ていると、「この人はいつも頑張っているな。」となります。

慣れるまでは暖かく見守られながらやるしかありませんが、慣れてしまえば自分の存在を知ってもらう機会となり得ます。

行動4 業務の趣旨・目的を理解する

https://o-dan.net/ja/

4つ目は少しだけ突っ込んだ内容です。最初の業務は指示された事をこなしていくことが中心になるかと思いますが、業務指示を受けた時は必ずその業務の趣旨・目的を確認するようにしてください。ここでは例として、ある資料作成を頼まれた場合を想定します。

上司からある資料作成を頼まれる。

そのまますぐに作業に着手。

成果物を提出したところ、「全然違うじゃないか!」と怒られる。

再度作り直し

というのはよくやりがちなミスのド定番です。

  • 何に使う資料なのか?
    (取引先への報告?、部内説明用?、それともただの情報整理?)
  • どんな人向けなのか?
    (資料の案件について初めて知る人?ある程度知っている人?)
  • どんな使われ方をするのか?
    (プレゼンテーション?紙で配布?メールで送付?)

上記のような業務の趣旨・目的を確認して作業に取り掛かれば、指示者の意図にあった成果物に近づけることができるでしょう。

少し本筋から外れましたが、何が言いたいかというと、しっかり相手の意図を汲み取ってアウトプット(成果物)が出せる人は信頼され、いわゆる「できる人」として認知されていく、という事です。

指示者も最初から高度な成果を求めている訳ではありません。ただ、指示が通る(言われた事を言われた通りにできる)ことが分かると、だんだん難しい内容も任せて良さそうだな、となっていく訳です。その頃には、良好な人間関係が構築されている事になるでしょう。

まめのきたろう

完全に仕上げてから提出するのではなく、最初3割くらい出来たところで意図が合っているか確認を入れて、方向修正して仕上げまで持っていく、というのがコツです。相手と自分の認識の齟齬をなくすことで、やり直しが少なくなります。

行動5 公私混同する

https://o-dan.net/ja/

 新しい環境での慣れない仕事はストレスの原因になり得ます。5番目の「公私混同する」というのは、どちらかと言うと今までの4つを継続するために必要な内容、となります。

端的に言うと、仕事のスケジュール表にプライベートの予定も入れる、という事になります。会議や自分のやること等、仕事の予定をスケジュール表(手帳やスマホ、outlook等)に入れている方が多いと思いますが、そこにアフターファイブや週末の趣味の予定を入れます。仕事終わりに遊びの予定があるから定時までに終わらせよう!とか、週末に趣味のイベントがあるからそれまで頑張ろう!など、モチベーションに繋がる訳です。

直接、人間関係の話と関係ありませんが、新しい環境で仕事を始めてすぐは何かと精神面で疲労しますので、いつもの慣れた楽しみが待っているとなると心が安定しますし、続けられることに繋がります。

仕事とプライベートを一緒に取り扱う、いわゆる公私混同を良しとしない文化が一部ありますが、スケジュール管理における公私混同はOK、というのが私の考えです。

※逆にプライベートに仕事を持ち込む事のを良しとしている訳ではないので、そこはご承知おきください。

まとめ

まとめになります。

  • 新しい職場で円滑に業務を進めていくには人間関係の構築が必要。
  • 人間関係の構築には「認知される事」が重要で、そのための行動5つを紹介。
  • 1つ目:現場に足を運ぶ
  • 2つ目:会議では積極的に発言する
  • 3つ目:電話に積極的に出る
  • 4つ目:業務の趣旨・目的を理解する
  • 5つ目:公私混同する

いかがでしたでしょうか?
必ずしもご自身のシチュエーションに当てはまる訳ではないと思いますが、読んでくださった方の人間関係構築に少しでも役に立てたら幸いです。

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ
にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代会社員/現役メーカー勤務(開発・設計)
会社員としての転職経験や、数々の短納期プロジェクトを乗り越えてきた実績を活かし、仕事に役立つ考え方や効率化に関する情報発信をしています。

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次